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スタサポ / コラム

The Modelとは?分業型の営業プロセスをベンチャーで使うときの注意点

「The Model」は、営業の流れを段階ごとに分けて、それぞれの担当と数字を決める考え方です。SaaS企業を中心に広まりましたが、そのまま少人数のベンチャーに持ち込むと、かえって回らなくなることもあります。この記事では、基本の仕組みと、ベンチャーで使うときの注意点を整理します。

執筆:スタサポ 事業責任者 物部 平 | 2026年11月5日

この記事でわかること

The Modelとは

The Model(ザ・モデル)は、顧客を獲得してから契約を続けてもらうまでの流れを、いくつかの段階に分け、段階ごとに担当とKPIを決めて、数字でつなぐ考え方です。日本では、セールスフォース・ジャパンでの実践をもとにした書籍『THE MODEL』(福田康隆 著)で広く知られるようになりました。

基本の仕組み:4つの段階

段階役割代表的なKPI
マーケティング見込み客(リード)を集めるリード数、資料請求数、問い合わせ数
インサイドセールスリードに連絡し、商談の機会をつくる接続数、アポ数、商談化率
フィールドセールス商談して受注する商談数、受注率、受注金額
カスタマーサクセス契約後に成果を出してもらい、継続・拡大につなげる継続率、解約率、追加契約の金額

ポイントは、各段階の数字が「掛け算」でつながっていることです。リード数×商談化率×受注率で受注件数が決まるので、どの段階の数字が足りないかが見えやすくなります。

分業するメリット

落とし穴:早すぎる分業

一方で、人数が少ない段階で形だけ分業すると、次のような問題が起きます。

ポイント
The Modelの本質は「分業すること」ではなく、「段階ごとの数字で、どこがボトルネックかを見えるようにすること」です。人数が少ないうちは、担当を分ける前に、数字の定義と引き渡しのルールを揃えるところから始めるのがおすすめです。

少人数のベンチャーでの取り入れ方

  1. まず段階と数字の定義だけ決める:担当は分けなくても、「リード」「商談」「受注」を何で数えるかを決めます。
  2. 一番詰まっている段階から人を置く:商談の機会が足りないならインサイドセールス、契約後の解約が多いならカスタマーサクセス、というように、ボトルネックから順に役割を分けます。
  3. 引き渡しのルールを決める:次の段階に渡すときの条件(どんな状態になったら渡すか)と、渡す情報を決めます。
  4. 最終成果も全員で見る:自分の段階の数字だけでなく、受注や継続の数字も定例で共有します。

よくある質問

Q. The Modelは少人数の会社でも使えますか?

使えます。ただし最初から担当を分けるのではなく、段階ごとの数字の定義と引き渡しのルールを揃えるところから始め、ボトルネックの段階から順に役割を分けるのがおすすめです。

Q. The Modelとインサイドセールスの関係は?

インサイドセールスは、The Modelの4つの段階の1つで、集めたリードに連絡して商談の機会をつくる役割を担います。

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