無料相談(45分)

スタサポ / コラム

営業組織の作り方|社長が営業から抜けるための5ステップ(スタートアップ・ベンチャー向け)

「受注のほとんどを社長が持っている」「営業を採用しても立ち上がらない」。創業期を越えたスタートアップの多くがぶつかる壁です。この記事では、社長が営業の最前線から抜けるために、どの順番で何を整えればよいかを5つのステップで整理します。

執筆:スタサポ 事業責任者 物部 平 | 2026年10月28日

この記事でわかること

なぜ「社長しか売れない」状態になるのか

創業期の営業は、社長の頭の中にある「誰に・何を・なぜ今」という判断と、その場の言葉で成り立っています。売れているのは商品力だけでなく、社長の判断と熱量です。ところが、その判断基準が言葉や数字になっていないため、メンバーに渡そうとしても再現できません。

つまり問題は営業担当者の能力よりも、社長の暗黙知が仕組みになっていないことにあります。営業組織づくりは、この暗黙知を順番に外に出していく作業です。

ステップ1:社長の考えを言語化する

最初にやるべきは、トークスクリプトづくりではなく、社長の頭の中の言語化です。次の問いに、社長自身の言葉で答えられる状態をつくります。

ここが曖昧なままKPIやマニュアルをつくっても、現場は迷い続けます。

ステップ2:売上目標をKPIツリーに分解する

次に、売上目標を「受注数 × 単価」に分け、受注数を「商談数 × 受注率」、商談数を「アポ数 × 商談化率」……と分解します。これがKPIツリーです。

指標見るポイント
アポ数リストの質と量、接触チャネルごとの効率
商談化率ターゲットの合い具合、事前の期待値づくり
受注率提案の型、意思決定者への到達
単価・継続率プラン設計、導入後の成果

分解すると「どこが詰まっているか」が数字で見えるようになり、社長の勘に頼らずに打ち手を決められます。

ステップ3:営業プロセスとトークを型にする

KPIの各段階で「何をすればよいか」を決めます。初回接触の文面、商談の進め方、提案書の構成、クロージングの条件などを、社長の言葉をもとに型にします。完璧なマニュアルを目指すより、今いるメンバーとツールで回る最小限の型をつくり、週次で直していく方が定着します。

ステップ4:役割と会議体を決める

誰が何に責任を持つか、どの数字を週に一度見て、何を決めるのかを決めます。おすすめは、週次の短い定例で「先週の数字・詰まっている段階・今週の打ち手」だけを確認する形です。マネージャーが自分の言葉で説明できるところまで落とし込めば、社長が毎回同席しなくても回り始めます。

ステップ5:採用・育成で再現性を上げる

型と会議体ができてから採用すると、新しいメンバーが立ち上がるまでの期間が短くなります。逆に、型がないまま採用すると「採用しても育たない」「結局社長に戻ってくる」状態になりがちです。採用は最後のステップだと考えるのが安全です。

よくある失敗

ポイント
営業組織づくりは「言語化 → 数字 → 型 → 役割 → 採用」の順で進めると、社長の時間を少しずつ現場に移していけます。

よくある質問

Q. 営業組織づくりは何から始めればいいですか?

社長の頭の中にある「誰に・何を・なぜ今」と、追わない案件の基準を言葉にするところから始めます。KPIやマニュアルはその後です。

Q. 営業責任者を採用するのと外部に頼むのはどちらがよいですか?

判断基準が言語化され、型と会議体ができているなら採用が有効です。まだ社長の頭の中にある段階なら、まず外部と一緒に仕組みをつくり、その後に採用する方が失敗しにくくなります。

営業組織づくりを、社内メンバーに近い立場で伴走します

スタサポは、社長の考えを言葉にするところから、営業戦略・KPI・プロセス・採用・インサイドセールスまで、現場に入って一緒に動かす支援です。月額30万円〜(税別)、3か月ごとの更新。

45分の無料相談を申し込む →
あわせて読みたい営業責任者の採用コストはいくら?外部の伴走支援と比べた費用の目安インサイドセールスの立ち上げ方|少人数のスタートアップで成果を出す手順スタサポのサービス内容を見る